フォーキーで攻撃的でインディーなシンガーソングライター、秋山リツキ
いまや若い才能というものはあちこちで求められている。
W杯では19歳のフランス代表エムバペが話題をかっさらっていった。
決勝戦で10代の選手がゴールを決めたのはペレ以来らしい。
ペレだぞ、あのサッカーの神様。
ペレと並んじゃうのやばいな真面目に。
音楽の世界でもやはり若い才能というものは求められる。
何年に1人の才能。誰々の再来。女子高生シンガーソングライター。
お金の臭いがぷんぷんするな。特に女子高生シンガーソングライターとかいう肩書きはやばい。これ倫理的にやばくないか?大丈夫なのか?
ある種のアイドルとして扱うのだけはやめてやれ。
ただしこれは、歌を歌う本人が悪いのではなく、どう考えても関わっている周りの大人が悪い。そこだけはちゃんと理解しておく必要がある。
さあさあ、女性シンガーソングライターはちょっと可愛けりゃ話題になってしまいがちなこの現状ですが、皆様男性シンガーソングライターには興味ないですか?一切無いですか。そうですか。
興味あれよ。
ちょっとくらい興味あれよ。
さっきも言ったけどそういうところだぞ。
音楽好きがこれをスルーしちゃったらやばい。
いよいよやばい。
このライブが2回目のライブってのもやばい。
非常に理解し難い。
過去の偉人達を重ねたくなってしまうくらいやばい。
誰々の再来ってのは、こういう時にこそ使うべきである。
でも、誰の再来とかそんな感じではない。重ねてみようとしても微妙にどこかが違って最後には、この人はこの人なんだ。と妙に納得してしまう。
どうやらiphoneで録音しているらしい。
先程のライブみたいな、次第に熱を帯びていくフォーキーでアッパーな曲もあれば、こういうかなり日常的で普遍的な曲もある。
少し幼げな声と流動的なメロディーがとても良い雰囲気を作り上げている。
ライブ活動は数をこなしているわけではないが、無理矢理に予定を空けてでも限られたライブに足を運ぶべきであると思う。
生の彼は不思議な色気も持ち合わせていて、でもどこか影があって、けれどもライブ中の少し陽気な彼が一番印象に残るんですよ。
この才能は、見逃したらもったいない。本当にもったいない。
サビの入り方がとても綺麗だと思います。