尾崎世界観作詞・作曲「栞」について思うこと
邦ロック大好きな皆さんこんばんは。私otodenwaと申します。
今日は邦ロック大好きな1人として完全に主観的な超絶偏ったブログを書きます。
皆さんの「あー、わかる〜!!!!」をひたすら書き出すというブログです。
どうぞ一緒に画面の前で頷いて下さい。
さて!
今日otodenwaが扱うバンドはこちら!!
Radio Bestsellers
〈メンバー紹介〉
あいみょん/尾崎世界観(クリープハイプ)/片岡健太(sumika)/GEN(04 Limited Sazabys)/斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)/スガ シカオ
恐ろしい。全邦ロック好きを成仏させる気かよ。誰がどんな手を使ってこのメンバーを集めたんですか?
尾崎か?これが尾崎世界観の力なのか??
まあそこには別に興味ないから掘り下げないけど、どういう経緯で集まったのか簡単に説明しますね。
ラジオ局のFM802が毎年春にオリジナルソングをミュージシャン達と作り新生活を応援するぞっていう企画で、これが2008年から続いている結構凄いやつなんです。
去年は清水翔太やSKY-HI、DreamのAmi、ミセスの大森元貴など少しダンスミュージック寄りのボーカルが集まったのに対して今年はがっつり邦ロック路線。
その時々のブームに合わせて的確な人選をしている所が流石といった感じ。
ってな感じで長々と説明するのはこの辺で終わりにしましょう。
ここからはただの邦ロックが大好きなヤツの感想文です。笑
何度も栞をリピート再生しながら読んでくれよな!!
イントロはすっ飛ばして早速Aメロ!
尾崎世界観作詞・作曲であるからして最初に歌うのは尾崎世界観。
後でも書くけど川谷絵音の次に作曲家として抜きん出てくるのは彼だと思いました。
歌はいつも通り気怠げでGood!
少しクセを抑えてる感も。
さて続いて登場するのはGEN。
ハイトーンボイスが売りの彼ですが、実は今回みたいに低めの落ち着いた声も素敵ってことを知らない人多くないですか?それとも暗黙の了解?
eurekaのAメロとか好きなんだよなー。
まあ一先ずそれは置いといて「句読点がない君の嘘は」の「は」ここの歌い方にらしさが。
これぞGENって感じ。あとパーカー可愛いかよ。歌い終わった後に顔を前後にする仕草もあるあるですね。
Bメロで登場するのは片岡健太。
ハスキーでしゃくりを入れてくるのが特徴的。
「あらすじなんかに」の「な」の発音が独特で片岡健太だと一発でわかる部分。
「まとまってたまるか」の「たまぁあぁるかぁあ」ここね。ここも彼らしい。
そして最後の「はなし」の勢い。すばらしい!
そしてサビは1曲通して最大の見せ場ですね。
尾崎世界観にGENがハモったかと思えば、片岡健太の「嘘だよ ごめんね」の「ね」
に何人の女性がときめいたのだろうか。
「ちょっといたい もっといたい ずっといたいのにな」ではGENに尾崎世界観がハモるという展開だし、この歌詞GENが書いたと言っても違和感が無いくらい彼にピッタリだ。
全体を通して垣間見えるそのボーカルが歌ってそうな歌詞を尾崎世界観は狙って書いたのか、偶然なのかは分からないがその才能に脱帽です。
2番では大御所スガシカオ。
するりと流れる様にメロディーを歌うな、この人は。
「振り向いた」の「ふ」ここが独特ですね。ポップで爽快感ある曲なのにお洒落にセクシーに歌い上げますわ〜。終始スガシカオ全開って感じ。
スガシカオの後は絶好調!
正に飛ぶ鳥を落とす勢いのあいみょん。
前半はあいみょんらしい落ち着いた低音ボイス。もちろんそこも良いんだけど個人的には後半部分を推したい。
サビ前「2人の話」の歌い方に少しだけ無邪気な可愛さが顔を出して危うく恋に落ちるとこだった。
結構ここリピートポイントだと思います。かなりオススメです。
そして、この曲において尾崎世界観の作詞・作曲能力に続いてやばいのが2番サビで登場する斎藤宏介。
彼の抜群の歌唱力はユニゾンだけ聴いているとここまではっきりとわからないだろう。
今回みたいに誰かと並んだ時にその凄さがわかるといったところか。
正直このメンバーの中では頭1つ2つ以上抜けてるなと思いました。サビになった瞬間に全部意識をそっちに持っていかれる。この人まじでバケモノだと思います。
そのあとの「どこにでもある続きが」のあいみょんもGoodだし、斎藤宏介とのハモリなんて今後聴けないだろう。なんだこれ、幸せかよ。
Cメロのスガシカオは完全に癒し。ここだけ時間の進みが遅い。
片岡健太のハモリも相まって寝落ちもあり得る。
疲れてる人は永遠にここだけリピートするが良い。
そしてラスサビGEN→あいみょんへの素早いチェンジがフック効いてる。
続く片岡健太とあいみょんの「元気でね」が素晴らしいんだけどわかります?
ポップの片岡健太とノスタルジーのあいみょん、立場の違う「元気でね」が重なる瞬間が感動的。この曲で一番好きなパートかもしれません。
ラストはハイトーンボイス三人組の疾走感リレー。
最後の最後までチョコたっぷりでした。ありがとうございました。
いやー、ボーカルって本当にクセが出ますねー。皆愛おしいな。
本当なら面と向かい合って語り合いたいくらいです。
はい!って感じで文脈も口調もデコボコのバラバラでざっくりと書いてみましたけど共感は得られたかな?
各々この人の歌い方のここが好きっていうのは少なからずあると思うから、そういう細かいとこも楽しんでみるともっと面白いかもしれませんね。という新たな曲の聴き方を軽く提案して最後締めに入ろうと思います。
尾崎世界観の可能性
作曲家兼バンドマンとして今一番活躍しているのは川谷絵音であることは間違いないだろう。彼の才能はまぎれもなく本物であり、唯一無二の存在である。
しかしこの「栞」という曲を聴き、冒頭でも書いたように次に作曲家として抜けてくるのは尾崎世界観なのかもしれないと私は感じた。
小説家としてのデビュー等、マルチな才能がある事は疑わなかったが、GENが歌うパートはGENらしく、片岡健太が歌うパートは片岡健太らしくと、これを全員分ピッタリ合わせて作詞・作曲できるのはかなり稀ではないだろうか。
例を出すならば、野田洋次郎。
彼が書く曲は誰が歌っても野田洋次郎が書いたとはっきりわかるだろう。良くも悪くもどうしても野田洋次郎らしさが出てしまうのだ。
だが尾崎世界観はどうだろうか。
これだけ個性の違うボーカルが揃っているのにその人らしさが要所要所にしっかりと現れている。
もちろん人の曲を自分の曲にしてしまうボーカルの能力もあるが、ここまですっきりと違和感無く歌を聴き込める曲を作った才能ははなんにせよ讃えるべきだろう。
作曲家として活動が増えるかどうかはわからないが今後の尾崎世界観にぜひとも期待したい。